熊本地震のあと、子どもと行ける場所を調べました(2026年8月19日更新)

2026年7月28日に発生した令和8年熊本地震で被害を受けられたみなさまに、心よりお見舞い申し上げます。

このサイトは、小学生の子どもが参加できる体験イベントを集めた個人運営のカレンダーです。運営者自身も小学生の子を持つ親なもので、被災されたお子さんの心のケアについて特に心配しております。当サイトでは九州の施設やイベントも数多く掲載しています。掲載している以上、それが今どうなっているかを正確に伝えるのが最低限の責任だと考え、公式サイトを一つずつ確認しています。

避難や片付けが続くなかで、こうした場所に子どもを連れて行く余裕がないご家庭も多いと思います。それでも、行ける場所があるという事実自体を知っておいていただきたいと考えて、このまとめを続けています。

生活の再建や避難生活が最優先のなか、少し落ち着いた際や、夏休み後半のお子さんの気分転換の選択肢として役立てていただくための情報として掲載いたします。

この記事は8月4日に公開し、8月19日に全面的に確認し直しました。 現在、当サイトが掲載している九州7県のイベントは、今日以降のものが105件、うち熊本県内が23件です。

8月4日からの主な変化

前回まとめた時点から、状況は大きく動いています。とくに次の4点は、おでかけの判断に直結します。

熊本県内 ── 再開した施設、動いている施設

熊本市現代美術館は、8月9日(日)に全館を再開しました。 8月5日にホームギャラリーなど一部を先行して再開し、展示室の準備が整ったとして「つぐ minä perhonen」展を含む全館の再開に至っています。再開にあわせて、熊本の伝統工芸「カラクリ干支人形」とのコラボレーション作品が新たに加わったことも告知されています。キッズファクトリーでは8月20日「テキスタイルをデザインしよう」、8月21日「自分だけのポシェットをつくろう」、8月30日「わたしの『Bit』─天草の磁器にデザインしてみよう─」が予定されています。なお、オンラインチケットの販売は準備が整いしだい順次再開とされているので、来館方法は事前にご確認ください。

熊本市立熊本博物館は8月4日から開館しています。 ただし周辺の道路事情は完全には戻っていません。新堀橋〜三の丸駐車場間は片側通行で、駐車場は三の丸第1(第2は利用不可)・二の丸・宮内・桜の馬場バス駐車場が使えます。周遊バス「しろめぐりん」は当面のあいだ運休中なので、公共交通で向かう場合は市電「杉塘」電停から徒歩5分のルートが確実です。

熊本市水の科学館は8月1日から再開しています。入館無料で、夏休みのミニ実験・体験教室が続いています。**8月23日(日)の回のテーマは「防災について考えよう(大雨と地震)」**で、10時からと14時からの2回、各回10名の先着順。開催日の2週間前から科学館受付または電話で申し込めます。8月30日は「スクリュー船をつくろう」、9月に入ると下水道の日イベントや科学館フェスタが控えています。

通常営業を継続・告知している施設もあります。

休館・中止が続いているもの

御船町恐竜博物館は臨時休館が続いています。 8月10日に更新された告知でも「現時点で復旧が完了しておりません」とされ、再開日は示されていません。再開時は公式サイトとSNSで知らせるとされています。会期が8月30日までの夏期特別展「昆虫ナイトワンダーランド ─体験型!暗闇の昆虫展─」も、休館中は観覧できません。同館のサイトではイベントページに8月の予定が残っていることがあるので、行く前に必ずトップページの告知をご確認ください。

海中水族館シードーナツの「ナイト水族館」は、夏休み開催分がすべて中止になりました。 8月1日・8日・13〜15日に加えて、8月22日(土)も中止と8月17日付で告知されています。前回の記事では「8月13日以降は未確定」とお伝えしていましたが、その後確定した内容に訂正します。一方、9月19日(土)〜22日(火)のシルバーウィーク開催分は「予定通り実施いたします」と明記されています。日中の通常営業は行われており、イルカトレーナー体験やリクガメタイムなどの体験プログラムは続いています。

阿蘇へ向かう方へ ── 地震とは別の注意

8月14日15時45分、阿蘇山の噴火警戒レベルが2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げられました。 火山ガスの急増を受けたもので、8月17日16時の発表でもレベル3が継続しています。地震とは別の要因なので、地震の復旧が進んだからといって解消するものではありません。

規制されているのは、中岳第一火口から概ね2kmの範囲です。具体的には次のとおりです。

一方で、草千里ヶ浜・草千里展望所・阿蘇火山博物館は規制範囲の外で、通常どおり訪れることができます。国道57号・325号・265号は通常どおり通行でき、阿蘇山麓の市街地に道路規制はかかっていません。

子ども向け施設との関係でいうと、阿蘇ファームランドは中岳第一火口から直線距離で12km以上離れており、入山規制の範囲外です。同館は関係機関の情報を確認しながら通常営業を続けると告知しています。南阿蘇ルナ天文台も通常開館しています。ただし風下側では火山灰や小さな噴石が遠くまで流されることがあり、火山ガスにも注意が必要とされています。ぜんそくなど呼吸器に不安のあるお子さんと出かける場合は、当日の風向きと火山情報を確認してからにしてください。

熊本以外の九州エリア

大分・福岡・長崎・佐賀・鹿児島・宮崎の当サイト掲載施設について、地震を理由とする長期休館は確認されていません。 イベントも予定どおり実施されています。

各地の施設が義援金の受付を続けており、支援する側に回っている様子も確認できました。

おでかけ前に確認していただきたいこと

施設が開いていても、そこへ至る道が通常どおりとは限りません。 これは前回から変わらず、いちばんお伝えしたいことです。ただし内訳は大きく変わりました。車は戻り、鉄道はまだ、というのが8月19日時点の姿です。

高速道路 ── ほぼ復旧しました

鉄道 ── 熊本以南がまだつながっていません

鹿児島や宮崎の施設が通常営業していても、熊本から鉄道で南下する経路は今も途切れています。 車で向かうか、時間に余裕をもった乗り継ぎを前提に計画してください。

水道 ── 大幅に改善しました

熊本県内の断水は、一時10万戸を超えていたものが8月16日時点で約8,400戸まで減っています。上天草市では8月14日から姫戸町・龍ケ岳町の時間断水が解除され、大矢野町(湯島地区を除く)も断水時間が午後11時〜翌朝7時に短縮されました。給水車による応急給水は8月13日に終了しています。日中の施設利用にはほぼ影響しない時間帯になりましたが、宿泊をともなう場合は各自治体の最新情報をご確認ください。

余震

気象庁は、揺れの強かった地域では1〜2か月程度、最大震度5弱程度以上の地震に注意が必要としています。地震活動は緩やかに減少しているものの、依然として活発な状態が続いています。シードーナツも「今後の余震等の状況により、急遽営業を中止または営業時間を変更する場合がございます」と注記しています。

この記事の内容は2026年8月19日時点で各公式サイトを確認したものです。状況は日々変わりますので、おでかけの前に必ず各施設の公式サイトと、鉄道・道路の最新情報をご確認ください。

参考・出典

よくある質問

熊本の水族館や科学館は、いま開いていますか?

開いている施設が多くあります。熊本市立熊本博物館は8月4日から、熊本市水の科学館は8月1日から開館しています。熊本市現代美術館は8月5日の一部再開を経て、8月9日から「つぐ minä perhonen」展を含む全館を再開しました。阿蘇ファームランド(おもしろ水族感アクア)と海中水族館シードーナツも通常営業です。南阿蘇ルナ天文台も通常開館しています。ただし御船町恐竜博物館は8月10日更新の告知でも臨時休館の継続が示されており、再開日は未定です。おでかけ前に各施設の公式サイトでご確認ください。

御船町恐竜博物館は開いていますか?

2026年8月19日時点で臨時休館が続いています。8月10日に更新された告知でも「現時点で復旧が完了しておりません」とされ、再開日は示されていません。再開時は博物館の公式サイトとSNSで知らせるとされています。会期が8月30日までの夏期特別展「昆虫ナイトワンダーランド」も、休館中は観覧できません。

阿蘇に行っても大丈夫ですか?

地震とは別に、8月14日15時45分に阿蘇山の噴火警戒レベルが2から3(入山規制)へ引き上げられました。中岳第一火口から概ね2kmが立入禁止で、火口見学と中岳・高岳・烏帽子岳・杵島岳の登山はできません。阿蘇山上ターミナルと山上広場駐車場も規制対象で、南阿蘇村側から上る県道111号は途中から通り抜けできません。一方で草千里ヶ浜・草千里展望所・阿蘇火山博物館は規制範囲の外で、国道57号・325号・265号は通常どおり通行できます。阿蘇ファームランドは火口から直線距離で12km以上離れており通常営業、南阿蘇ルナ天文台も通常開館しています。

中止になったイベントはありますか?

当サイト掲載分では、海中水族館シードーナツの「ナイト水族館」のうち、8月1日・8日・13〜15日・22日の開催分が令和8年熊本地震にともない中止となりました。9月19日〜22日のシルバーウィーク開催分は予定どおり実施すると公式サイトに明記されています。

行く前に何を確認すればいいですか?

施設が開いていても、そこへ至る道路や公共交通が通常どおりとは限りません。高速道路は8月14日朝に九州道が全線で一般車両通行可能となり、南九州道も8月18日午前6時に八代南IC〜田浦ICの通行止めが解除されました。ただし鉄道は、九州新幹線の熊本〜新水俣と鹿児島本線の宇土〜八代が8月中の再開は困難とされ運休中、肥薩おれんじ鉄道も八代〜水俣が運休(代替バス運行)です。上天草市では大矢野町の一部で夜間断水が続いています。施設の公式サイトに加えて、鉄道・道路の運行情報も確認してから出発してください。

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