大学の子ども向け公開講座とは?──本物の学びに無料〜低価格で触れる

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「夏休み、子どもに何か体験をさせたい」と思ったとき、意外と見落とされがちなのが大学が開く子ども向けの公開講座です。塾や習い事とは違い、研究者や大学生が、本物の実験設備のある場所で、ふだんは入れないキャンパスを舞台に教えてくれます。しかも多くが無料、または材料費程度の低価格です。

かつての私は、この存在に気づくのがいつも遅く、「良さそう」と思ったときには締切を過ぎていました。その悔しさからこのカレンダーを作り、いまは大学の講座も含めて、公開された募集情報をこつこつ集めて掲載しています。この記事は、その経験のまとめです。

公開講座は大学の「本来の仕事」のひとつ

文部科学省の「開かれた大学づくりに関する調査」によると、大学(短大含む)の公開講座は全国で年間約4万講座、受講者は延べ160万人超(平成28年度)。研究成果を社会に還元する活動として、法律(教育基本法・学校教育法)にも大学の役割として位置づけられています。子ども向けの科学教室はその一環で、日本学術振興会の「ひらめき☆ときめきサイエンス」のように、科研費(国の研究費)による研究の面白さを小中高生に直接伝える全国プログラムもあります。つまり「大学の子ども向け講座」は珍しい特別企画ではなく、毎年、全国で確実に開かれている定番の学び場なのです。

どんな大学が、何をやっているのか

理工系の学部を持つ大学を中心に、毎年のように小中学生向けのプログラムが開かれています。テーマは幅広く、たとえば次のようなものです。

共通しているのは、「手を動かして、自分で確かめる」こと。教科書の中の知識が、目の前で起きる現象とつながる瞬間に立ち会えるのが、この種の体験のいちばんの価値です。

いつ開催される?

多くは長期休み、とくに夏休み(7〜8月)に集中します。次いで春休みや、土曜日の単発開催もあります。学校の長期休みに合わせて企画されるため、年間を通して均等にあるわけではなく、夏前に一気に募集が出るのが特徴です。当サイトの掲載データでも、申込締切は実施日の中央値15日前、半数以上はそれより早く締まっていました(データで見る学び体験)。大学の講座はこの中でも前倒しのものが多い部類です。

知っておきたい「条件」の読み方

大学の講座ならではの募集条件がいくつかあります。

いずれも募集要項に明記されています。申込む前に、対象・日程・条件の3点だけは必ず確認を。

どうやって探す?

大学の公開講座は、各大学の広報ページや、自治体・教育委員会のイベント情報にバラバラに掲載されています。一つひとつのサイトを巡回するのは大変で、見つけたときには申込みが締め切られていた、ということも起きがちです。

このサイトは、そうした散らばった「小学生向けの学び体験」を、実施日でまとめて見られるようにすることを目的にしています。たとえば実験・科学の体験やプログラミングの体験、自然・観察の体験をジャンル別に絞り込めます。気になるものが見つかったら、必ず各主催者のページで最新の内容を確認してください。

申込みの特徴を知っておく

人気の講座は定員制で、抽選または先着になることが多く、募集が実施日の1〜2か月前に始まります。「夏休みに入ってから探す」ではなく、6月ごろから動き出すのがコツです。申込みのつまずきを避けるポイントは、別の記事「申込みで失敗しないための5つのポイント」にまとめました。

本物の研究の空気に触れる経験は、子どもの「もっと知りたい」を引き出します。気軽に、でも少し早めに、動いてみてください。

👉 いま募集中の学び体験をカレンダーで探す

参考・出典

よくある質問

大学の公開講座は小学生でも参加できますか?

参加できます。理工系の大学を中心に、小中学生向けの実験教室・工作教室が毎年開かれています。ただし「都内在住・在学」などの地域条件がつく講座もあるので、対象は募集要項で確認してください。

参加費はかかりますか?

無料〜材料費程度(数百円)が中心です。大学の地域貢献・社会還元として開かれているため、内容のわりに費用は低く抑えられています。

いつ開催されますか?

長期休み、とくに夏休み(7〜8月)に集中します。募集は実施の1〜2か月前=初夏から始まるので、6月ごろには動き出すのがおすすめです。

どうやって探せばいいですか?

各大学の広報ページや自治体のイベント情報にバラバラに載っています。当サイトでは、そうした募集を実施日順・ジャンル別・エリア別にまとめて探せます。

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